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2009年03月08日(日) 00時00分

春闘集会で献金事件わびる中国新聞

 連合広島(伊丹幸男会長)は7日、広島市中区の広島県庁前広場で春季生活闘争県中央総決起集会を開いた。出席した県選出の民主党の国会議員などから、西松建設の巨額献金事件で小沢一郎代表の公設第一秘書が逮捕されたことに対し、陳謝の声が相次いだ。

 柳田稔氏(参院広島)は国政報告で「まずはおわびしたい」と切り出した。「小沢代表の『やましいことはない』という言葉を信じ、慌てずに活動していく」と強調した。

 党県連代表の佐藤公治氏(同)は「今後の推移を見守ってほしい。そして信じてほしい」。松本大輔氏(比例中国)も深々と頭を下げた後、「ここで立ち止まるわけにいかない。現政権が続くことこそ最大の税金の無駄遣い」と、次期衆院選への支持を訴えた。

 「賃上げこそ最大の景気対策」をスローガンにした集会には、広島、大竹・廿日市、芸北の3地域協議会から約3500人が参加。伊丹会長は「雇用と生活に対する将来不安の一掃が必要だ」と主張した。集会決議を採択し、約2キロをデモ行進した。

【写真説明】小沢代表の公設第一秘書の逮捕について陳謝する柳田氏

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200903080014.html