2005年12月28日(水) 23時25分
<社有携帯>わいせつ画像閲覧などで25人処分 JR西日本(毎日新聞)
JR西日本は28日、わいせつ画像や音楽をダウンロードするなど非常連絡用の社有携帯電話を不正使用したとして、車掌18人、運転士6人の計24人と、監督責任から管理職1人を処分したと発表した。うち乗務中に繰り返し不正使用し、同僚にも勧めていた40歳代の車掌1人は、諭旨解雇処分にした。
同社によると携帯電話は、02年に大阪市内の東海道線で、連絡不徹底から救出作業中の救急隊員が後続列車にはねられ死傷した事故を教訓に同年12月以降、乗務ごとに全乗務員に手渡していた。
今年10月下旬、わいせつ画像が保存されているのが京都支社管内で見つかり、使用記録から車掌を特定。この車掌は9月末以降、草津線や東海道線などに乗務中、目的外使用していた。
社内調査したところ、今年7月以降、計35台でアニメ画像や音楽のダウンロードを含む不正使用が発覚。24人の乗務員を特定し、わいせつ画像を閲覧した5人を懲戒処分(諭旨解雇1人、出勤停止2人、減給1人、戒告1人)とし、他は訓告6人、厳重注意5人、注意指導8人とした。管理職は訓告とした。支社別では、京都支社が13人で最多、次いで大阪・岡山両支社が各5人だった。
6月以前については機種変更で電話が処分されており、確認できないという。同社の三浦英夫・運輸部長は「乗務中の運転士の例はなかった。(携帯電話は)無線の補完目的なので、安全上の問題は特に確認できなかった」と釈明した。【本多健】
(毎日新聞) - 12月28日23時25分更新
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