2005年12月28日(水) 23時26分
木村・ヒューザーなどの非姉歯物件、半分は偽装なし(読売新聞)
耐震強度偽装事件で、国土交通省は28日、「木村建設」(熊本県八代市、破産)、「ヒューザー」(東京都千代田区)、「平成設計」(同、破産)の3社が手掛けた物件で、姉歯秀次・元1級建築士(48)が構造設計を担当していない「非姉歯物件」計301件のうち、調査が終了した152件について耐震強度の偽装はなかったと発表した。
152件の中には、14日の証人喚問に提出された木村建設の「積算対比表」に記されていた非姉歯物件で、1平方メートル当たりの鉄筋量が51・14キロと、姉歯偽装物件よりさらに鉄筋量が少なかったホテルなど8件も含まれていた。
調査は、姉歯元建築士が作成した構造計算書以外に偽装がないか調べる目的で、国交省が全国の自治体に再検査を指示していた。
国交省では、木村建設、ヒューザー、平成設計の3社のほか、コンサルタント会社「総合経営研究所(総研)」(千代田区)の関連物件139件についても、自治体に調査を指示しているが、その集計は来年に持ち越される見通し。
(読売新聞) - 12月28日23時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051228-00000118-yom-soci