2005年12月28日(水) 18時18分
社長失跡、1000万円不明 「倒産させろ」と指示(共同通信)
東京都品川区の旅行会社「トラベル遊」の利用者が航空券を受け取れず会社に連絡が取れなくなっている問題で、同社の社長(37)夫妻が所在不明になり、会社の資金約1000万円を持ち出していたことが28日、同社社員の話で分かった。
社長夫妻は22日から所在不明で、社員に「会社を倒産させろ」などと国際電話で連絡があったという。社員は「社長が金を着服して台湾に逃げた」と警視庁大崎署に被害相談。同署は業務上横領などの疑いもあるとして捜査を始めた。
日本旅行業協会によると、同社に関して「購入した航空券が届かない」などの相談が相次いでおり、27日までに8百数十人、8000万円以上の被害が出ているという。
複数の社員によると、会社の資金はすべて社長と経理を担当していた妻(33)が管理。夫妻が失跡後、会社の口座から計940万円が引き出されたり、社長名義の口座に移されるなどして、ほとんど残額がなくなった。
(共同通信) - 12月28日18時18分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051228-00000173-kyodo-soci