2005年12月27日(火) 00時44分
「良心的兵役拒否」認める 韓国人権委が初判断(共同通信)
【ソウル26日共同】韓国の大統領直属機関、国家人権委員会は26日、全委員出席の会議で宗教上の理由などから兵役を拒否する「良心的兵役拒否」は憲法が定める良心の自由の範囲内にあると判断、兵役に代わる職務を課す制度を導入するよう国防相や国会議長に勧告したことを明らかにした。
徴兵制を敷く韓国では昨年5月、裁判所が宗教上の理由による兵役拒否者に無罪判決を言い渡し、話題となったが、国家人権委が同様の判断を示したのは初めて。
勧告に強制力はないが、休戦状態のまま北朝鮮と対峙する韓国社会で大きな波紋を広げそうだ。
(共同通信) - 12月27日0時44分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051227-00000004-kyodo-int