2005年12月26日(月) 02時11分
上祐氏、2年半ぶり説法へ オウムの内部対立が激化(共同通信)
内部対立が続くオウム真理教(アーレフに改称)で、一線から退いていた上祐史浩代表(43)が在家信者を対象とした教団恒例の年末年始集中セミナーを独自に開き、2003年夏以来約2年半ぶりにセミナーで説法を行う予定であることが25日、公安当局の調べで分かった。
村岡達子会長(55)ら反上祐派もこれまで通りセミナーを開催する。教団が主催者の異なる2つのセミナーを同時に開くのは初めてで、公安当局は幹部間の確執が増していることの現れとみて関心を寄せている。
教団財政は反上祐派が握っているとされ、多額の布施や参加費が集まるセミナーを独自開催することで、上祐代表が教団運営復帰を見据えて積極的に資金獲得に乗り出したとの見方もある。
公安当局によると、両派のセミナーはいずれも29日から来年1月3日まで。上祐派は大阪市西成区と千葉県船橋市、反上祐派は埼玉県八潮市と京都市の教団施設をそれぞれ主な会場にする。
(共同通信) - 12月26日2時11分更新
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