2005年12月26日(月) 11時21分
<新宿高野>クリスマスケーキから食中毒菌検出、2日後公表(毎日新聞)
高級フルーツパーラーとして知られる「新宿高野」(東京都新宿区)が販売したクリスマスケーキから、食中毒の原因菌の黄色ブドウ球菌が検出されたことが分かった。23日に同社がこの事実を把握した時点で、首都圏の16店舗で計79個が販売されていたが、購入客にその事実を伝えたのは、クリスマス商戦が終わった25日午後以降だった。健康被害は確認されていない。
同社によると、黄色ブドウ球菌が発見されたのは、クリスマス用の「マロン・ド・ノエル」(1個3150円)。製造委託していた「森永エンゼルデザート」から23日午後に連絡を受け販売を中止したが、すでに79個が販売されていた。同社は森永側から詳しい報告を受けた25日午後になって初めて、予約販売した客に連絡し、26日付の新聞朝刊やホームページにおわびを掲載した。
新宿高野の野村浩専務は「詳しい検査データで確認が必要と考え、25日からお客様への連絡を始めた。クリスマス商戦を意識して公表を遅らせたわけではない」と話している。【斎藤良太】
(毎日新聞) - 12月26日11時21分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051226-00000023-mai-soci