2005年12月26日(月) 22時39分
水生成器の効能表示、「根拠なし」と排除命令…公取委(読売新聞)
水の生成器を販売する際、合理的な根拠なく「健康維持に効果がある」などと表示していたのは景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、公正取引委員会は26日、東証1部上場の家庭用機器製造会社「シルバー精工」(東京都新宿区)、「日本ホームクリエイト」(港区)、「エッチアールディ」(横浜市)の3社に、こうした表示をしないよう排除命令を出した。
生成器は、家庭の水道の蛇口につなぐなどして使用。1台約10万〜37万円で、昨年度は、3社で計約50億円を売り上げたという。
公取委によると、シルバー精工と日本ホームクリエイトは昨年6月以降、パンフレットなどで「この装置で生成した水を飲むと、体内の活性酸素を消去できる」、エッチアールディも同1月以降、「トイレのにおいを解消できる」などと、表示していた。公取委は3社に根拠を示すよう求めたが、合理的な説明はなく、同法違反と判断。3社は今月、こうした表示をやめた。
シルバー精工は「誤解を招く表現を反省している」、日本ホームクリエイトは「カタログ表示をチェックする社内体制を構築する」、エッチアールディは「厳粛に受け止め、速やかに改善を図る」としている。
(読売新聞) - 12月26日22時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051226-00000114-yom-soci