2005年12月24日(土) 11時53分
＜ＡＴＭ盗撮＞不正引き出しなど被害２３件 埼玉信金で（毎日新聞）
埼玉県信用金庫（本部・埼玉県熊谷市）の出張所１３カ所で、現金自動受払機（ＡＴＭ）に盗撮用とみられる小型カメラと発信機が取り付けられ、顧客から「覚えのない引き出しがある」などの報告が２３日夜までに２３件（総額約１８００万円）寄せられた。同信金は暗証番号の盗撮などによる不正引き出しとみて、同県警に被害届を出す。
同信金によると、２１日に同県上尾市内の出張所のＡＴＭ操作画面上部に小型カメラを仕込んだプラスチック製板（縦１５センチ、横７０センチ、厚さ２センチ）が取り付けられていた。そばにゴミ箱を装った二重底の箱が置かれ、発信機が隠されていたという。
同信金で１８０の支店・出張所のＡＴＭ３８９台を調査したところ、他に同県北西部の７市２町のスーパーや病院に設置されたＡＴＭ１２カ所で、同様のカメラを取り付けた形跡が確認された。
一部の監視カメラには小型カメラの取り付けや取り外しをしているような男の姿が映っており、同信金はその時間帯の利用客を中心に注意を呼びかけている。被害に遭った口座の支払い停止や暗証番号変更なども進めている。【村上尊一】
（毎日新聞） - 12月24日11時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051224-00000035-mai-soci