2005年12月21日(水) 20時34分
マグロ不適正表示、半年で717件…原産地がらみ最多(読売新聞)
スーパーや小売店に並ぶマグロの不適正表示が、この半年間で計717件にのぼることが、農林水産省が21日公表した特別調査の結果で分かった。
今年6月から今月にかけ、全国の小売と中間流通業者の計3685業者が扱う生鮮マグロや加工品計約2万点について、魚種や原産地が正しく表示されているかどうかを調べた。魚種についてはDNA検査も行った。
その結果、生鮮マグロでは、計49事業者で68件の魚種の不適正表示を確認。値段の安いミナミマグロやキハダマグロを、値段の高いクロマグロと偽った表示も10件あった。
原産地が外国なのに、国内の水揚げ港を表示するなどの原産地に関する不適正表示は、284業者で533件だった。ネギトロや刺し身盛り合わせなど加工品での不適正表示は57店舗で計71件あった。
農水省では不適正表示の見つかった業者に口頭や文書で是正を指示したほか、不適正表示の常態化がうかがえた7業者については、社名公表の措置を取った。
(読売新聞) - 12月21日20時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051221-00000313-yom-soci