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住民は、これまでに建築主のヒューザーと話し合いをしてきたが、太平工業とは初めて。偽装発覚時からの住民の要望にようやく応じた。太平工業からは東京支店長や総務部長、工事責任者、顧問弁護士らが出席した。
住民によると、太平工業は「設計図通りに施工しただけで問題はない」「社会的責任は果たした」と述べるにとどまり、謝罪の言葉はなかったという。偽装についても「施工中はだれも気付かなかった」と説明。住民らが要求した今後の対応も無回答で終わった。
同社は住民側が六人の予定だった話し合いに、九人訪れたため、「三人は外で待って」と指示したり、工事責任者が説明しようとすると、弁護士が遮ったりしたと、住民側は憤っていた。住民の男性は「不誠実な対応という印象。黙って済ませる腹づもりではないか。回答を求めていきたい」と話していた。
取材に、太平工業は「施工会社が何かしなければならないとか、責任があるとか何も決まっていないので具体的に動けない」と話した。
また、同社が十九日までに住民から提出を求められていた施工図や工事写真のうち、写真と工事記録など一部資料を渡したことが分かった。だが、施工図は「工事後になくした」として提出しなかった。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20051220/lcl_____kgw_____003.shtml