2005年12月20日(火) 00時00分

カルティエ加工業者に廃棄命令 （東京新聞）

　有名ブランド「カルティエ」の腕時計にダイヤを埋め込むなどした加工品の販売は、商標権の侵害だとして「カルティエ　インターナショナル　ビー　ブイ」が装飾品販売店「とらや」（東京）に二億円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁の高部真規子裁判長は二十日、とらやに製造、販売の中止のほか、製品の廃棄、約三千五百万円の賠償を命じる判決を言い渡した。

　判決によると、とらやはカルティエの腕時計や装飾品にダイヤを埋め込んだり、別のベルトを付けるなどの加工をして販売した。

　カルティエ側は加工された製品は品質や形態が大きく異なり、真正な製品といえないのに、とらやはカルティエ製品として販売し、商標権を侵害されたと主張。とらや側は商標権侵害に当たらないと反論していた。

　カルティエは一八四七年にパリで開かれた工房が始まり。腕時計は一九〇〇年代初頭から製造、販売している。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051220/eve_____sya_____006.shtml