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2005年12月16日(金) 22時06分

<JR西>12万人顧客情報流出 一部が仏像セールスに流用毎日新聞

 JR西日本は16日、年配者向けの会員制旅行サービス「ジパング倶楽部」の会員約12万人の個人情報が外部に流出し、高額な仏像の電話セールスに使用されたと発表した。流出ルートは不明で、同社は大阪府警天満署に通報した。
 ジパング倶楽部は男性65歳以上、女性60歳以上が対象で、全国のJR運賃を2〜3割引きする会員制サービス。JR西の会員数は約46万人で、会員情報は同社系列の広告代理店「ジェイアール西日本コミュニケーションズ」(大阪市北区)が管理しているという。
 流出したのは2府14県の70〜75歳の会員の氏名、生年月日、住所、郵便番号、電話番号。03年8月末ごろの情報とみられるという。今月5〜12日、複数の会員から「JR西日本ジパング文化事業部などと名乗る高額な仏像の電話セールスを受けた」という問い合わせがあり発覚した。
 同社によると、東京都千代田区の美術商が、流出した会員情報で電話営業していた。美術商は今年初めごろ、中央区の名簿会社から5万2392人分の情報が入ったCD1枚を購入。名簿会社は04年12月ごろ、計12万6680人の会員情報の入ったCD2枚を入手したという。美術商と名簿会社は、CDとプリントアウトした名簿をJR西日本に返還した。
 JR西の池田靖忠・鉄道本部長は「個人情報の厳正な取り締まりを図りたい」と謝罪した。
(毎日新聞) - 12月16日22時6分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051216-00000140-mai-soci