2005年12月15日(木) 19時38分
住民側の再審請求を棄却 もんじゅ訴訟で最高裁決定(共同通信)
高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の設置許可をめぐる行政訴訟で逆転敗訴が確定した原告住民側が、最高裁判決の取り消しを求めた再審請求で、最高裁第1小法廷は15日、請求を棄却する決定をした。
決定理由で泉徳治裁判長は「請求理由は、判決の判断内容を攻撃するものにすぎず、再審の理由があるとは認められない」と述べた。
もんじゅをめぐっては、第1小法廷が5月30日、「設置許可の安全審査に見過ごせない誤りや欠落はなく、処分は違法ではない」として、許可を無効とした2審名古屋高裁金沢支部判決を破棄、住民側逆転敗訴を言い渡した。これに対し、住民側は「最高裁が事実認定に踏み込むなど、訴訟手続き上重大な違法がある」と再審請求していた。
(共同通信) - 12月15日19時38分更新
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