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今回の偽装発覚の発端はマンションの住民たちが不安に思い、住民代表が自発的に区に建築図書を持ち込み、再検査を依頼したことだった。区は自らが建築確認を下ろした“ヒューザー物件”であるにもかかわらず「建築確認したのが書類保管期間の五年より前のため書類が残っていない」ことを理由に、再検査をしていなかった。
このマンションに住む五十歳代の男性は「うちも名前がグランドステージだから、もしやと思っていた。悪い予感が当たってしまった」とうなだれる。
区の住民への今後の対応についても、まだ白紙の状態だ。転居先の確保や転居費用などについて区は「国や都と連携をとって適切に対応する」としている。マンションの四十歳代の女性は「区が建築確認をしているだけに、私たちの今後について、きちんとしたケアをしてもらいたい」と話していた。
花川與惣太区長は「北区の建築行政に対する信頼を損なうことになり、おわび申し上げます」とコメントしている。 (吉田 宇洋)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20051214/lcl_____tko_____003.shtml