2005年12月14日(水) 19時59分
不要工事でだまし取り認める 大津地裁 リフォーム初公判(京都新聞)
不必要なリフォーム工事をして多額の現金をだまし取っていた事件で、特定商取引法違反と詐欺の罪に問われた印刷業中原高史被告(40)、会社員遠藤泰治被告(33)、同藤阪武被告(40)、同中井孝和被告(35)の初公判が14日、大津地裁(長井秀典裁判官)であり、4人は起訴事実を認めた。
起訴状によると、中原、遠藤、藤阪の3被告は大津市のリフォーム会社「西日本基礎京滋」の社員だった3月7日ごろ、東近江市の男性に「床下が湿気っている」とうそを言って不要な耐震工事などを行い、代金として約320万円を同社の口座に振り込ませた。中原、藤阪、中井の3被告は6月19日ごろ、同様の手口で、湖南市の女性に約230万円を振り込ませたとされる。
検察側は冒頭陳述で、下水管の洗浄を請け負って床下に入る手口とともに、同社が床下工事の契約を取るために、マニュアルを社員に渡したり、社内で営業トークのコンテストを開いていたことを明らかにし、「会社全体で行っていた詐欺商法」と指摘した。
(京都新聞) - 12月14日19時59分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051214-00000049-kyt-l25