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また“黒幕”とされる内河健氏(71)が所長を務める総合経営研究所(総研)や建築確認が“ザル”だった確認検査会社「イーホームズ」への捜索も視野に入れ、全容解明に全力をあげる。
捜査本部は、国土交通省が建築基準法違反で刑事告発した東京都内のマンション3件とホテル1件に絡む、姉歯事務所(千葉・市川)、ヒューザー(東京)、木村建設(熊本・八代)、シノケン(福岡)、京王電鉄(東京)、志多組(宮崎)を捜索する。
“黒幕”とされる総合経営研究所(左)の内河健所長(右)も刑事責任を問われる可能性が高い 総研は告発物件に直接的には関与していないものの、京王電鉄がビジネスホテル建設にあたり、総研に指導を受けた経緯もあり、捜索対象としてリストアップされている。
さらに、捜査本部は、木村建設の子会社で12日に破産した平成設計(東京)も姉歯元建築士と密接な関係があると判断し、捜索する方針。
建築、施工主側は姉歯元建築士の“暴走”が原因と主張しているが、姉歯元建築士は国交省の聴聞会で構造計算書を偽装した理由を「『鉄筋を減らせ』といわれ、『安全性に問題が生じる』と答えたが、『できなければほかの業者に代える』といわれた」と圧力があったと証言。先月下旬の警視庁の任意の聴取にも、同様の供述をしたとみられる。
14日の証人喚問で姉歯元建築士の発言が注目されるが、合同捜査本部は多岐にわたる関係先の一斉捜索で、「姉歯物件」をめぐる複雑な構図を解明し、責任の所在を明らかにする方針だ。
ZAKZAK 2005/12/14