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2005年12月12日(月) 16時49分

早いクリスマスプレゼント 米、解禁対象の拡大要請へ共同通信

 【ワシントン12日共同】約2年間に及んだ米国産牛肉の禁輸措置が解除されることについて、米政府や議会には「少し早いクリスマスプレゼントだ」(アラード上院議員)と歓迎ムードが広がっている。ただ部分解禁にすぎない今回の措置だけでは、輸出量を禁輸前の水準まで回復させるのは困難。年明け以降、解禁対象の拡大に向けた対日要求が本格化する見通しだ。
 日本政府が輸入再開を決めたのは、脳など特定危険部位を除去した生後20カ月以下の牛肉。30カ月以下でも安全と主張する米国は、今回の措置をあくまで「第一歩」と位置付け、輸出増に向け日本との「対話を続ける」(ジョハンズ農務長官)構えだ。
 米国産牛肉が「不在」の間、日本ではライバルのオーストラリアがシェアを伸ばした。日本の消費者が米国産の安全性をなおも不安視していることから、「最大の輸出市場」でのシェア回復には時間がかかるとの冷静な見方も出ている。
(共同通信) - 12月12日16時49分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051212-00000156-kyodo-bus_all