2005年12月10日(土) 14時39分
元警部の被告を手錠かけず護送、愛知県警で内規違反(読売新聞)
愛知県警港署の警部補ら3人が今年9月、強要罪で起訴された元県警警部の男性被告(62)を拘置所から護送する際、内部規定に反し、手錠などをかけていなかったことが9日、わかった。県警は事実関係は認めたものの、「重大な違反ではない」などとして、3人の処分を見送っていた。
被告は暴力団担当刑事として約30年間、同県警に勤務。昨年退職後、住宅リフォーム会社に就職し、悪質リフォーム事件で、工事契約を解除しようとした客を脅したなどとして2件の強要罪で起訴された。
関係者によると、同署警務課所属の50歳代の警部補ら3人は9月29日、被告が名古屋地裁での初公判中に体調不良を訴えたため、名古屋拘置所から名古屋市内の病院に護送。この際、手錠と腰縄をつけないで捜査車両の後部席に乗せた。その後、病院側に受け入れられず、同署に連れ帰った。
(読売新聞) - 12月10日14時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051210-00000405-yom-soci