2005年12月09日(金) 00時00分

携帯メールで不審者情報 宇都宮市　自主防犯組織などに配信 （東京新聞）

　宇都宮市は今月から、携帯電話のメールを使った不審者情報の提供をスタートさせた。子どもの安全確保への効果が期待される。

　同市生活安心課によると、メールの内容は、七月から同市のホームページに載せている不審者情報で、発生日時や場所、不審者の特徴やおおまかな状況などが分かる。市内三署から情報提供を受けた同課が、市内の自主防犯組織やパトロール隊などの代表者にメールを一斉配信する。

　現在の配信数は約三十件だが、同課は三百近い防犯団体に参加を呼び掛けており、申し込みは増え続けているという。

　同課は「パトロール隊が不審者情報を知れば、予定がなくても活動するなど、地域ごとにきめ細かな対応ができる。今後は一般市民に直接配信することも検討したい」と話している。

　足利市などはすでに、不審者情報の住民への携帯メール配信を行っている。　（杉藤　貴浩）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20051209/lcl_____tcg_____001.shtml