2005年12月09日(金) 10時19分
Firefox 1.5の脆弱性実証コードが公開(ITmediaエンタープライズ)
リリース間もないFirefox 1.5で脆弱性が発見され、これを突いたコンセプト実証コードが公開されたとして、Internet Storm Centerが12月8日、情報をサイトに掲載した。
それによると、コンセプト実証コードはPacketstorm Securityが公開したもので、Firefox上でバッファオーバーフローとサービス妨害(DoS)攻撃を引き起こすという。
Firefoxではユーザーが訪れたサイトについての各種情報を「history.dat」というファイルに保存しているが、Webページのトピックを一定の長さにして作成すると、そのページを訪れた後でブラウザを起動するたびにクラッシュしてしまう。
現時点でこの問題を修正するパッチは提供されておらず、この現象が起きるとhistory.datファイルを手動で削除しない限り、Firefoxを立ち上げることができなくなる。
トピックにもっと巧妙な細工を施せば、マシン上にマルウェアをインストールして悪質な攻撃を仕掛けられる可能性もあるとInternet Storm Centerは指摘している。
この問題は、Firefoxの「ツール」からオプションのプライバシー設定で表示履歴のタブを選び、表示したページの履歴を記憶する日数を「0」に設定すれば回避できるという。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/
(ITmediaエンタープライズ) - 12月9日10時19分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051209-00000028-zdn_ep-sci