2005年12月09日(金) 10時43分
ネット株価操作で有罪 証取法違反で全国初摘発(共同通信)
インターネットを利用した株取引で不正に株価をつり上げたとして全国で初めて摘発され、証券取引法違反(相場操縦)の罪に問われた北海道釧路市の会社員古川浩勝被告(44)に、釧路地裁は9日、懲役1年6月、執行猶予3年、罰金100万円(求刑懲役1年6月、罰金100万円)の有罪判決を言い渡した。
西田時弘裁判長は判決理由で「証券市場に対する信頼を揺るがせた。違法性は強い」と述べた。
論告などによると、古川被告は2003年7月から8月にかけ、売買契約する意思がないのに、東証1部上場の建設会社など3銘柄に多数の買い注文を繰り返し、他の投資家に売買が盛んであると誤解させ、株価を上昇させた。
古川被告はネットを利用した株取引で1日に何度も売買を繰り返すデイトレーダーと呼ばれる個人投資家。株価をつり上げた後に株を売却、約320万円の利益を得ていた。
(共同通信) - 12月9日10時43分更新
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