2005年12月09日(金) 16時26分
爆弾予告:八潮市民文化会館で2度 女の声で電話、幼稚園の遊戯会延期に /埼玉(毎日新聞)
八潮市民文化会館「八潮メセナ」(宮川直樹館長)に先月29日と今月6日、「館内に仕掛けた爆弾を爆破させる」という匿名の電話が同会館の事務所にあり、市内の私立幼稚園の遊戯会が1週間延期される騒ぎがあった。草加署は悪質ないたずらとみて、威力業務妨害と脅迫容疑で捜査している。
同署や市の調べによると、女の声で29日夜、「メセナに爆弾を仕掛けた」という電話があった。30日と今月1日に遊戯会を予定していた幼稚園の名前を挙げて「このまま使用させたら、爆弾が爆発する」と言い、電話を切ったという。連絡を受けた草加署員が館内外を調べたが、不審物は見つからなかった。
幼稚園側が遊戯会を1週間後の今月7、8日に延期したところ、6日夜に再び女の声で「明日、あさって爆弾を仕掛ける」と電話があった。同署員が調べたが不審物は見つからず、遊戯会は全園児が参加して7、8の両日行われた。
同館を運営する財団法人やしお生涯学習まちづくり財団の松沢利行常任理事は「電話に屈服するわけにはいかないので、万全を期して遊戯会を実施した」と話した。【飯嶋英好】
12月9日朝刊
(毎日新聞) - 12月9日16時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051209-00000069-mailo-l11