2005年12月09日(金) 21時32分
NOx測定で誤差の可能性 島津製、24都道府県が使用(共同通信)
環境省は9日、千葉県など24都道府県の102カ所の自動車排ガス測定局などで使っている島津製作所(本社京都市)が製造した窒素酸化物(NOx)の測定装置に技術的問題があったと発表した。1998−2004年度のNOx測定値が、実際より低かった可能性があるという。
問題の測定装置は96年以降に製造された。環境省によると日本工業規格(JIS)に従わず、硫黄酸化物などの化学物質の影響を除去するフィルターを内部に装着していなかった。このため、硫黄酸化物などの影響でNOxの測定値が0・01−0・015ppm程度低くなった可能性があるとしている。島津製作所はすべての装置にフィルターを取り付ける方針。
(共同通信) - 12月9日21時32分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051209-00000274-kyodo-pol