2005年12月08日(木) 19時55分
乗降口のマットに欠陥、大型バス123台リコール(読売新聞)
日野自動車は8日、大型バスの乗降口マットの固定が不十分なため、乗客が足を滑らせる恐れがあるとして、国土交通省にリコール(回収、無償交換)を届け出た。
この欠陥により今年7月、名古屋市交通局の路線バスで、乗客の女性(71)が下車する際、マットがずれて転倒、腰つい骨折の重傷を負う事故が起きている。
同型バスは、東武、東急や、横浜、神戸の両市営バスなど全国30のバス事業者で使用されており、日野自動車では1998年〜2004年製の123台について緊急改修を行う。
欠陥があったのは、停車時に乗り降りしやすいように車高が下がるノンステップバスのうち、車いす用の電動スロープ板を装着したもの。組み立て指示書の内容が不十分で、ゴム製マットの裏側に塗る接着剤の量が足りなかったという。
(読売新聞) - 12月8日19時55分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051208-00000312-yom-soci