2005年12月08日(木) 23時21分
空港暗証番号がネットに流出、機内まで入れる空港も(読売新聞)
日本航空は8日、空港の制限区域内に立ち入ることのできる電子ロックの暗証番号が、副操縦士(29)の個人用パソコンからネット上に流出していたことを明らかにした。
暗証番号が流出したのは、羽田空港や関西空港など国内16空港とグアム空港。暗証番号を悪用すれば、一部の地方空港では、航空機内まで立ち入ることができるといい、各空港では暗証番号を変更するなどの対策を始めた。
流出したのは、日航施設から搭乗口などに通じるドアの電子ロックを開けるのに必要な3〜5ケタの暗証番号計48種類で、成田、中部、伊丹、福岡、新千歳など、国内のほぼすべての主要空港が含まれていた。
日航によると、副操縦士が自宅で使用していた個人パソコンで、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を使っており、コンピューターウイルスに感染。暗証番号がネット掲示板などを通じて閲覧できるようになっていたという。また副操縦士はパソコンにボーイング767型機の操縦マニュアルも保存しており、これも流出していた。
日航は今月7日、国土交通省からの通報でデータ流出を把握したという。
(読売新聞) - 12月8日23時21分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051208-00000514-yom-soci