2005年12月07日(水) 20時00分
アレルギー薬剤投与で60代患者死亡=主治医、カルテ確認せず指示−大阪府立病院(時事通信)
大阪府立成人病センター(大阪市東成区)は7日、60代の男性患者が昨年12月、投与した薬剤によるアレルギーで死亡したと発表した。同センターは遺族に謝罪し、東成署に届け出た。
同センターによると、男性患者は昨年12月中旬、狭心症の治療のため入院し、手術を受けた。患者は男性主治医(41)にピリン薬剤アレルギーがあると申告していたという。
しかし、主治医は入院中に高熱を出した男性患者に対して、別の患者を診察していたため、男性患者のカルテを確認せず、ピリン系解熱剤のスルピリンの点滴投与を看護師に指示したという。点滴投与は2日間で計3回行われ、3回目の点滴終了後に容体が悪化し、死亡した。
(時事通信) - 12月7日20時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051207-00000066-jij-soci