2005年12月07日(水) 19時27分
アレルギー歴見逃し薬剤 患者死亡、大阪府警が捜査(共同通信)
大阪府立成人病センター(大阪市)は7日、薬剤アレルギーがある大阪府の60代の男性患者に誤って同じ薬剤成分を含む解熱剤を点滴する医療ミスが昨年12月にあり、男性が急激なショック状態(アナフィラキシーショック)を起こして死亡したと発表した。
男性はアレルギーがあることを申告していたが、男性主治医(41)がカルテを十分に確認せず、アレルギー歴を見逃したという。大阪府警東成署は業務上過失致死容疑で捜査している。
同センターは男性死亡後、死因不明として府警に届ける一方、遺族には「点滴投与と死亡に因果関係はない」と説明していた。しかし、今年11月に判明した府警の司法解剖の結果、アナフィラキシーショックと確認され、同センターが再調査し因果関係を認めた。
(共同通信) - 12月7日19時27分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051207-00000233-kyodo-soci