2005年12月07日(水) 18時16分
人工真珠を南洋産と表示 公取委がベルーナに警告(共同通信)
外国産の貝殻を使用した人工真珠を天然真珠であるかのように広告に記載、販売したのは景品表示法違反(優良誤認)の恐れがあるとして、公正取引委員会は7日、通信販売会社ベルーナ(埼玉県上尾市)に警告した。
公取委によると、同社は2000年2月から今年7月までの間、通販カタログ「ルフラン」や新聞の折り込みチラシに「南洋オーストラリア産 マーメイドパール」「大粒12ミリ真珠の逸品」などと記載してネックレスを2万9800円で販売した。しかし、実際はオーストラリア産のシャコ貝の貝殻を中国で加工し日本で真珠に見えるようコーティングしたものだった。
公取委は、説明書の中に「貝パール」と表示してあるものの、一般消費者にはこの表示だけでは分からないとして、自主的に改善を求める指導をした。同社は「貝パールと書けば問題ないと考えていた」などと公取委に釈明したという。
(共同通信) - 12月7日18時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051207-00000195-kyodo-soci