2005年12月06日(火) 00時37分
松下製温風機で男性重体 山形県警が捜査(共同通信)
松下電器産業は5日、欠陥があるため点検、修理を終えた石油温風機を使っていた山形市の男性(82)が今月、不完全燃焼による一酸化炭素(CO)中毒となった、と発表した。重体で現在も入院中という。山形県警は、業務上過失傷害の疑いもあるとして、事故と事件の両面で捜査を始めた。
CO中毒事故は今回を含め今年に入って5件目となり、福島と長野で既に計2人の死者が出ている。販売台数は約15万台で、うち持ち主不明の製品は北海道、東北などで計約10万台に上っており、冬本番を迎え、被害が拡大する恐れもある。
松下電器によると、事故を起こした温風機は10月に点検し、交換を終えていた空気を送るホースが外れていたという。修理ミスの可能性もあるとみられる。
(共同通信) - 12月6日0時37分更新
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