2005年12月05日(月) 17時26分
リフォーム詐欺:水道管清掃工事は口実? 床下点検承諾を狙い−−県警捜査 /徳島(毎日新聞)
徳島市八万町の住宅リフォーム会社「ユービック」(解散)の元従業員らによるリフォーム詐欺事件で、同社の水道管清掃工事は、詐欺行為の前提となる床下点検を被害者に持ちかける口実だった疑いのあることが、4日までに県警の調べで分かった。被害者の警戒心を薄めるため、巧妙な手口を使ったとみて、県警が捜査している。
判明したのは、水道管に水圧をかけて内部を清掃する簡単な工事実施後、社員らが「(清掃工事の影響で)家の中の水道管が水漏れしているかもしれません。念のため見せてもらっても良いですか」などと被害者に持ちかけ、床下点検の承諾を得る手口。
高齢者方を訪問して、最初から床下点検などを持ちかけるより、より巧妙な手口で、高齢者以外も被害に遭っていたという。
手口は吉岡容疑者らが勤務していた県内の別のリフォーム会社で学んだとみられるという。県警が押収した資料などを基に詐欺の全容解明を急いでいる。【小野沢健一】
12月5日朝刊
(毎日新聞) - 12月5日17時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051205-00000168-mailo-l36