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「ブロードウェイの良さはマニアの人でなくても歩いていて楽しい雰囲気があることです」と平喜裕(たいら・よしひろ)さん(35)は言う。
友達やカップル、家族連れで歩いても、どこかしらに立ち寄ってみたい店が見つかる。おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさがあるのだ。
マニアの欲求度を満たすのは実はとても難しい。それよりもライトユーザー(ブームになると欲しくなる一般の人)がたくさん来た方がモノは売れる。
「オタクの聖地」と呼ばれても、もとは普通の商店街だ。生鮮品も雑貨も食べ物も並んでいる。そんな気安さもあって一般の人も多いのがブロードウェイのオタク関連店の特徴なのだ。
「アニメワールドスター」が扱うセル画は10万枚。名だたるアニメスタジオと取引し、コレクターからも買い取って数を増やしてきた。値段は1枚100円から10万円と様々。宮崎駿監督の作品などの「名場面」は特に高値が付く。
数年前からアニメ技術のデジタル化が進んできた。今、セル画を使ってアニメを作る会社は国内に一社もない。セル画の市場はしぼむ運命にあるという。
そこで3年前からメーカーと提携して手がけているのが「リレイズセル」だ。デジタル作品をセル画にしたもので、名場面にしぼって1枚しかつくらず、高値で売る。
「アニメ製作の『素材』だったセル画を純粋な『商品』として生産する試みです」と平さんが力を込めた。
http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000190512050001