2005年12月02日(金) 17時25分
リフォーム詐欺:勧誘指導ノート押収 逮捕の社長ら作成させる?−−徳島東署 /徳島(毎日新聞)
徳島市八万町のリフォーム会社「ユービック」(解散)の元従業員らによるリフォーム詐欺事件で、営業方法などを指導するノートが同社から押収されていたことが、1日分かった。徳島東署などは同市昭和町8、同社社長の吉岡友和容疑者(29)ら=詐欺容疑などで逮捕=が作成させたとみて調べている。
県警によると、ノートはA4サイズ。数枚が同社事務所から見つかり、訪問販売時の勧誘方法などの手引きが記されていたという。吉岡容疑者らはノートで営業の基本を従業員に教える一方、社内でミーティングやロールプレーイング(役割実演)などを行い、だます手口を従業員に指導していたとみられる。
また、これまでの調べで、同社は従業員に1日1件の契約を取るように求めるなど、従業員に対して厳しい締め付けをしていたことも判明。給料には歩合制を導入し、1件の契約を取るごとに売上の数%を報酬として基本給に上乗せしていたとみられる。
◇県警、社長を送検
同署などは同日、吉岡容疑者を詐欺と特定商取引法違反容疑で徳島地検に送検した。吉岡容疑者は依然容疑を否認しているが、「自分の責任を感じている」などとも話しているという。【小野沢健一】
12月2日朝刊
(毎日新聞) - 12月2日17時25分更新
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