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セル画の趣味を持つ人たちが集う場所にアニメのイベント会場があった。そこでは、お互いにセル画を交換したり、売ったりするフリーマーケットができる。そんな時、平喜裕さん(35)がよく目にしたのが外国人の姿だった。
優れた技術力を誇る日本のアニメは世界各国に輸出され、人気も絶大だ。そのセル画を求めて海外からバイヤーが買い付けにくるのだ。「イベント会場で彼らと話をすると、決まって『どこかに店はないか』と聞かれました」と振り返る。
今まで収集してきたものを元手に保谷市(現西東京市)でセル画販売店「アニメワールドスター」を開いたのは10年前。保谷市に出したのは父が所有するマンションがあり、貸店舗が空いていたからだ。1年半営業し、メディアにも取り上げられた。が、立地条件が悪くて客足は伸びなかった。
吉祥寺、池袋、秋葉原、新宿、渋谷・・・。移転先を探し歩き、最終的に選んだ場所がブロードウェイだったという。
昔はよく通った場所だ。「漫画の古本を安く買える店があるよ」と、中学の友人が「まんだらけ」を紹介してくれたからだ。当時は小さな店だったが、再訪してみるとだいぶ大きくなっていた。
が、それよりも変わったのはブロードウェイに集まる客の雰囲気だ。「ぶらぶら歩き」ではなく、はっきりした目当てがあって訪れる人が増えている。
「オタク旋風」が吹き始めていた。
http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000190512010001