2005年11月29日(火) 17時01分
他人名義の口座9割超=写真ない保険証で開設−振り込め詐欺で協力要請・警察庁(時事通信)
今年1〜6月に発生した振り込め詐欺事件で、利用された1800口座の97.4%が他人か架空の名義で、大半が第三者による転売口座だったことが29日、警察庁の初の実態調査で分かった。転売目的で開設された口座の約7割は、身分確認に顔写真の表示がない保険証が利用されていた実態も判明した。
同庁は同日、全国銀行協会や日本郵政公社など12団体に対する説明会を開催。被害防止に向け、口座開設時の本人確認や一日の現金自動預払機(ATM)利用限度額の低額設定などを求めた。
説明会で縄田修刑事局長は「被害は沈静化しておらず、不安感を与えている。不正口座の遮断に踏み込んだ対策を検討してほしい」と述べた。
(時事通信) - 11月29日17時1分更新
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