2005年11月29日(火) 22時00分
松下電器に緊急回収命令=石油ヒーター、死亡中毒事故続発−経産省、初めて発令(時事通信)
松下電器産業(大阪府門真市)製の石油ファンヒーターで一酸化炭素中毒事故が相次いで起きたことを受け、経済産業省は29日、消費生活用製品安全法に基づき、製品の回収や部品交換などの必要な措置を取るよう同社に緊急命令を出した。
経産省は、同社製ヒーターに絡む中毒事故が今年1月以降4件発生し、2人が死亡したことなどを重視。同様の事故が再発する恐れが高いと判断し、命令発動に踏み切った。1974年の同法施行以来、緊急命令は初めて。
経産省によると、対象となったヒーターは85年から92年にかけて製造された25機種で、いずれも室外から外気を取り込み、石油を燃焼させ、周囲の空気を温風に変え、二酸化炭素を排気口から室外に出す強制給排気式(FF)。
(時事通信) - 11月29日22時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051129-00000186-jij-soci