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同社が見逃したホテルとマンションの建築確認は、計26件に上る。
国交省は、偽造を見逃した背景には同業者と比べずさんな審査態勢があり、適正な審査をしていれば偽造を早期発見できたとして、指定取り消しを含め厳しい処分を検討している。
省令では、構造計算の途中過程の審査を省略するには国交相の認定証などが必要。イーホームズへの立ち入り検査で、10階以上の建物約500棟の建築確認審査記録のうち、98件を抽出し調査した結果、大半は構造計算の途中過程を詳細に検査する必要があった。
しかし国交省の聞き取り調査に対し、ほとんどの同社担当者(確認検査員)が「計算過程は見ていない」と答え、管理責任者も確認するよう指示していなかった。必要な書類がそろっていないケースも2件あった。
イーホームズ側は法令を独自解釈した理由について「国交相認定のプログラムを使って作成されており、信用できると思った」と説明したという。
同社は内部調査で偽造問題を知った後の今月5日、計算過程をしっかり確認するようマニュアルを改定している。
一方、指定確認検査機関に対する国交省の定期検査は原則として年に1回行うが、検査員の数や記録の保管状況の確認などが中心で、個々の審査状況は調べていなかった。国交省は、実効性を高めるよう定期検査の内容も見直す方針。(共同)
(11/27 20:53)