2005年11月26日(土) 17時50分
点訳防犯マニュアル:提言・作成者に感謝状−−延岡署 /宮崎(毎日新聞)
延岡署は25日、視覚障害者の点訳防犯マニュアル作成を提言した延岡市構口町、防犯ショップ経営、坂本裕司さん(49)と、提言に基づいてマニュアルを作ったボランティア組織「延岡ひかりの会」点訳部(松田勝幸部長)に感謝状を贈った。
防犯設備士の免許を持ち、昨年10月から護身用品などを販売している坂本さんは、和歌山県警が視覚障害者向けに作った防犯マニュアルの存在を知り、9月に延岡署に提言した。
同署は、社会問題になっている「振り込め詐欺」の対処法など、障害者に必要な防犯対策を盛り込んで原案を作り、「延岡市視覚障害者福祉協会」(長鶴隆会長)を通じてひかりの会点訳部に制作を依頼。B5判19ページの点訳マニュアル50部が完成し、11月中旬に同協会員43人に郵送された。
協会は、27日午前10時から同市三瀬町の「市社会福祉センター」でマニュアル活用の防犯対策研究会を開く。問い合わせは長鶴さん(0982・32・2973)。【甲斐喜雄】
11月26日朝刊
(毎日新聞) - 11月26日17時50分更新
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