2005年11月23日(水) 02時53分
携帯電話 番号ポータビリティ導入「来年11月まで」義務化(産経新聞)
情報通信審議会(総務相の諮問機関)は二十二日、携帯電話会社を変更しても電話番号が変わらない「番号ポータビリティ(番号継続)」制度を来年十一月一日までに導入することを決めた。携帯電話各社は現在、システム構築や費用負担などについて協議を進めており、実際に制度が始まるのは来年十月ごろとなる見通しだ。
番号ポータビリティは、電話番号を変えることなく、携帯電話会社を変更できる制度。現在は携帯電話会社を変えると、番号も変える必要がある。このため、審議会では、すべての携帯電話事業者が来年十一月一日までに番号ポータビリティ制度に参加することを義務づけている。
同制度が始まれば、利用者は店頭で「端末購入費と手数料」を支払い、他社のサービスに乗り換えることが可能となる。すでに利用者の囲い込みを意識し、料金やサービス競争が行われているが、制度導入後は競争がさらに激化することは必至。「端末を安く販売し、通信料で稼ぐ」というビジネスモデルが崩れることも想定され、端末価格が上昇するなどの懸念もある。
(産経新聞) - 11月23日2時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051123-00000017-san-bus_all