2005年11月23日(水) 01時52分

＜グローバリー＞社員ら５人逮捕、偽計容疑での立件は全国初（毎日新聞）

　商品先物取引大手「グローバリー」（本社・名古屋市東区）による商品取引所法違反事件で、先物取引終了を申し出た顧客にうそをついて取引を継続させたとして、愛知県警生活経済課などは２２日、支店長や営業外務員などをしていた同社元社員と社員計５人を同法違反（取引又（また）はその受託のための偽計）容疑で逮捕した。偽計容疑での立件は全国初。県警は、同社の強引な営業手法の実態について解明を進める。
　逮捕されたのは、▽元同社大阪支社営業係長、藤原誠（２８）▽同社員、嶋田秀幸（３３）▽同、太田慎一（２７）▽元同社札幌支店長、田中隆（３６）▽元同支店営業課長、白藤友啓（２８）の５容疑者。いずれも容疑を認めているという。
　調べでは、５人は０３年７月から昨年９月にかけて、顧客の３４〜５４歳の男性４人に対し、「新たに資金を入れないと、取引は仕切れない（終了させられない）」などとうその説明をした疑い。顧客４人は取引継続や新たな入金を迫られ、追加資金として同社に計約９６０万円を振り込まされていた。【影山哲也】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051122-00000124-mai-soci