2005年11月23日(水) 02時53分

偽名で携帯契約し逮捕　業者と客　不正利用防止法で初（産経新聞）

　携帯電話利用者の身元を確認せずに契約を結んで貸したとして、愛知県警捜査二課などは二十二日、携帯電話不正利用防止法違反（匿名貸与営業の禁止など）の疑いで、レンタル携帯電話ショップ経営、藤本達也容疑者（３２）＝岡山県倉敷市新倉敷駅前、客の経営コンサルタント、城間理人容疑者（２５）＝東京都中野区野方＝を逮捕した。同法を適用した逮捕は全国で初めて。
　藤本容疑者は平成十三年ごろから、同様の手口で城間容疑者に約三百台の携帯電話を貸与していたとみられる。このうち約二十台が振り込め詐欺に利用されたほか、一部がヤミ金グループに渡った疑いがあり、同課などは二人を追及する。
　調べでは、藤本容疑者は城間容疑者の本名や住所などを確認せず、実在する第三者の免許証のコピーで身元を確認したかのように装うことで合意、架空名義で契約を結び携帯電話計八台を有償で貸し出し、城間容疑者は匿名携帯電話と知りながら貸与を受けた疑い。
　藤本容疑者が宅配便で「受取者身分確認不要」と付記して営業所留めで送付し、城間容疑者は身元を確認されずに受け取っていたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051123-00000021-san-soci