2005年11月23日(水) 10時37分
強度偽装見落とし、東日本住宅評価センターも処分へ(読売新聞)
首都圏のマンションなど22棟の耐震強度が偽装されていた問題で、国土交通省は22日、うち1棟の構造計算書の偽造を見落としていた民間の指定確認検査機関「東日本住宅評価センター」(横浜市鶴見区)についても、同「イーホームズ」(東京都新宿区)と同様、責任を厳しく追及していく方針を決めた。
東日本が省令などで定められた検査手順を「全く認識していなかった」ことが、同日判明したためで、同省では今後、同社を立ち入り調査したうえ、建築基準法に基づく行政処分を検討する。
同社が建築確認をしたマンションは、千葉県船橋市の「グランドステージ船橋海神」(工事中、11階建て)。国交省の再計算では、耐震強度が最も低く、震度5弱程度の地震で倒壊する恐れがあるとされた。しかし、同社が22日国交省に提出した報告書などによると、国交相公認のプログラムを使って計算した場合、耐震基準を満たしていれば書類に印字されていたはずの「認定番号」の有無を、同社はチェックしていなかった。省令で義務付けられた「認定書」などの添付がなかったことも、同社の検査員の間に必要だという認識がなかったという。
(読売新聞) - 11月23日10時37分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051123-00000102-yom-soci