2005年11月22日(火) 23時29分
ヒューザー買い戻し応じず シノケンは2棟解体(共同通信)
震度5強で倒壊する恐れがある完成済みマンション13棟のうち7棟を発注した中堅マンション販売ヒューザーの小嶋進社長は22日、国土交通省で記者会見し「7棟の建て替えに約50億円かかり、資金援助がなければ不可能」と述べた。約150億円必要な買い戻しには応じない考え。
民法では、欠陥建物の賠償責任は建築主が負うが、ヒューザーの資本金は2億円余り。入居者への公的な財政支援がなければ、安全な住宅確保は困難に直面する。
小嶋社長は「1級建築士による犯罪行為を検査機関も見逃した。瑕疵(かし、欠陥)担保責任をすべて負うのはおかしい」と主張。 偽造を認めた姉歯秀次1級建築士との関係について「木村建設(熊本県八代市)から優秀と紹介された。長く付き合ううちに直接取引をするように。偽造には全く気が付かなかった」と述べた。
(共同通信) - 11月22日23時29分更新
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