2005年11月22日(火) 22時22分
日弁連、中坊氏の退会届受理…不適切な債権回収で(読売新聞)
元日本弁護士連合会(日弁連)会長の中坊公平氏(76)が、旧住宅金融債権管理機構(整理回収機構)社長当時に不適切な債権回収をしたとされる問題で、日弁連は懲戒請求を却下した大阪弁護士会の議決を支持し、請求人の異議申し出を棄却。これを受け、日弁連と大阪弁護士会は中坊氏の登録抹消請求書と退会届を受理したことが22日わかった。
中坊氏は2003年、大阪府堺市の土地売却を巡って懲戒請求されたが、同弁護士会は翌年、除斥期間(3年)経過を理由に請求を却下、日弁連も同様に判断するなど、先月までにすべての懲戒請求を退けた。
中坊氏は03年10月、弁護士廃業を表明、登録抹消などを求めたが、懲戒請求の審査中で、不受理だった。
中坊氏は代理人を通じ、「寂しいことですが、当時の最高責任者として責任を取らせていただいた」とコメントした。
(読売新聞) - 11月22日22時22分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051122-00000415-yom-soci