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「公的なセクターからの貸付金を得られれば、一年以内に建て替えの着工にこぎ着けたい。だが、自力での建て替えは不可能だ」。耐震性不足の恐れが指摘されたマンションの建築主ヒューザー(東京都千代田区)の小嶋進社長は同日夜、中央区内で行った同区新川の「グランドステージ茅場町」入居者への説明会後にこう述べ、今後の補償に不安を見せた。
小嶋社長は、今回の問題について「確認検査機関(イーホームズ)が機能を果たさなかった」と指摘。構造計算書を偽造していた姉歯建築設計事務所の姉歯秀次建築士についても「言語道断。コストダウンの圧力があっても『これ以上できない』と言うべきだ」と厳しく批判した。
自社の責任については「コストダウンの努力が元請けや下請け業者へプレッシャーになったかという点は、私たちにも責任の一端はある」としたが、「会社として(姉歯事務所を)使うよう指示したことはないはずだ」と述べ、偽造への関与や偽造を認識していたことについては否定した。
入居者説明会には、同マンションの入居者約二十五世帯が参加。建て替えには資金面での公的支援が条件とされ、多くの住民は硬い表情で会場を後にした。同社は二十五日までに対象物件すべての入居者説明会を行うとしている。
参加した主婦は「心配していたが取り乱すような人もいなかった。建て替えや仮住まいの確保は当然だ」と話した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051122/mng_____sya_____006.shtml