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2005年11月20日(日) 15時01分

完成済み12棟に関与=都内開発業者と熊本の建設会社−「姉歯」と密接な関係時事通信

 千葉県市川市の姉歯建築設計事務所が偽造した構造計算書を基に、マンションが建てられた問題で、完成済みマンションとホテル計14棟のうち12棟に、開発業者のヒューザー(東京都千代田区)と木村建設(熊本県八代市)がかかわっていることが、20日までの国土交通省の調査で分かった。
 両社は密接な取引関係にあり、複数の元請け建築設計事務所は都の調査に対し、2社のいずれかから姉歯建築設計事務所を使うよう指定されたと証言している。国交省は、両社と姉歯建築設計事務所との関係などについて調査を進めている。
 完成済み14棟のうち、ヒューザーが施主となったのは7棟。このうち4棟で木村建設が施工を担当した。また、名目上は別の業者が施主となり、設計と施工をしたことになっているもので、実質的に木村建設が設計、施工を行っていた物件は4棟。このほか同社が設計、施工を担当した物件が1棟あった。
 ヒューザーによると、問題になっているマンション以外でも、これまで同社が施主となったマンションの約半数を木村建設が施行。両社は日常的に取引関係があるという。
 ヒューザーの社長は1998年末、木村建設社長と知り合い、その際、木村建設側から姉歯建築設計事務所を紹介されたという。その後しばらくの間、ヒューザーが施主となり木村建設が施工したマンションはすべて同事務所が構造設計を担当していた。 
(時事通信) - 11月20日15時1分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051120-00000026-jij-soci