2005年11月20日(日) 13時43分
姉歯事務所と“連帯責任”設計6社処分へ(読売新聞)
首都圏のマンションなど計21棟の耐震強度が偽装された問題で、国土交通省は19日、構造計算書を偽造していた姉歯建築設計事務所(千葉県市川市)以外で21棟の建設にかかわった6設計会社と、一部の建築主、施工会社についても、宅地建物取引業法、建築士法、建設業法に基づいて、行政処分などの責任追及を行う方針を固めた。
同省では「姉歯事務所だけでなく、違法な建物建設にかかわった周辺の業者についても責任は免れない」としている。
設計会社で処分の対象となっているのは、構造計算業務を姉歯事務所に下請けに出していた「木村建設」(熊本県八代市)など6社で、建築基準法違反の建物を設計したとして、建築士法違反で処分する方針だ。
木村建設は、営業中止に追い込まれたホテル「京王プレッソイン茅場町」(東京都中央区)や、他の複数の問題マンションなどについて、設計のほかに施工も担当。いずれの建設でも、「仕事が速い」との理由で、姉歯事務所を構造計算業務の下請けに使っていた。
(読売新聞) - 11月20日13時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051120-00000205-yom-soci