2005年11月19日(土) 03時02分
「ATM盗撮9月から」 石渡被告 サングラス男と行動(産経新聞)
UFJ銀行のATM(現金自動預払機)隠しカメラ事件で、実行犯の石渡一成容疑者(37)が警視庁捜査三課の調べに対し、「九月から盗撮していた」との供述を始めたことが十八日、分かった。「サングラスの男に付き添われていた」と話していることも判明。これまでは「逮捕された十月十三日が最初の犯行。携帯電話で指示を受けて一人で行動していた」と虚偽の供述をしていた。
一方、東京地検は同日、盗撮目的でUFJの出張所に立ち入った建造物侵入罪で石渡容疑者を起訴した。
同庁では、石渡被告と似た男が逮捕日より前からUFJの防犯ビデオに写っていたことから追及したところ、最近になって「八月下旬に携帯電話の闇サイトに申し込んだところ、駅に呼び出されて男二人から『やる気はあるか』と言われた。九月上旬から(別の)サングラスに小太りの男に付き添われ指示され、盗撮を繰り返していた」と認めた。
盗撮の目的は聞いておらず、「カード犯罪に使うと思った」と供述。指示役三人は名前も知らないという。同庁は防犯カメラに写っていた石渡被告以外の実行犯十数人のうち数人を特定し行方を追っており、指示グループについても解明を急ぐ。
(産経新聞) - 11月19日3時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051119-00000020-san-soci