2005年11月19日(土) 19時37分
施工など同一業者に集中 耐震偽造問題、国交省調査(共同通信)
姉歯建築設計事務所(千葉県市川市)が建築確認に使う構造計算書を偽造していた問題で、耐震不足の恐れがある首都圏のマンションとホテル計14棟のうち、9棟が中堅建設会社の木村建設(熊本県八代市)の施工だったことが19日、国土交通省などの調査で分かった。
また13棟のマンションのうち7棟は、中堅マンション販売のヒューザー(東京都千代田区)が発注した物件で、設計を請け負った3業者が東京都の事情聴取に対し、姉歯事務所への構造計算の委託が、いずれもヒューザーの意向だったと答えたことも判明した。
木村建設、ヒューザーは「構造計算書の偽造は知らなかった」としており、国交省は、契約の経緯を中心に両社と姉歯事務所側とのやりとりなどについて調査している。
(共同通信) - 11月19日19時37分更新
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