2005年11月19日(土) 00時00分

催眠商法にご用心 長浜市内で苦情続出 （東京新聞）

　長浜市内で、高齢者を集めて多数の粗品を配りながら高額な商品の購入を契約させられたとする苦情が、市消費生活相談の窓口に相次いでいる。市では催眠（ＳＦ）商法とみて注意を呼び掛けるとともに、不要の場合にはクーリングオフ（無条件解約）するよう指導している。

　市によると、今月十四日ごろから社員とみられる男性らが高齢者宅を訪問し、「粗品を配るだけ」などと言って民家や倉庫などに呼び出す。段ボール箱いっぱいになるほどの日用品などを配って雰囲気を盛り上げ、最終的に二十万円以上の健康機器の購入を契約させられるという。

　現金で購入したり、ローンを組んで購入したお年寄りもおり、寄せられた相談では「半ば強引に（会場に）連れて行かれた」「買わないと会場から出られない雰囲気だった」などと話しているという。

　市では、怪しい話には乗らないよう呼び掛けるとともに、不要の場合は契約から八日以内に無条件で解約できるクーリングオフの手続きをするよう指導している。問い合わせは市消費生活相談＝電０７４９（６２）４１１１＝へ。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sga/20051119/lcl_____sga_____001.shtml